ブログ

奥様のうつ症状にお悩みのご夫婦

奥様のうつ症状にお悩みのご夫婦

 80代女性

 数年前にインフルエンザにかかって以降、胸が苦しくて、動悸がし、イライラや悲しくなり泣きたいなどの症状が出始めました。

 病院では抗精神薬を7種類、眠剤も4種類も処方されていたことで、一日中眠くて家事もできなくなっていました。そのため最近ではご主人が食事の支度をしているということもあるそうです。

 ご夫婦でご相談にいらっしゃいました。

 相談当時は、体重も落ち、強い倦怠感。さらに表情もなく、話していると泣き出してしまうということでした。

2週間後

 2回目の来店時には泣くことがなくなり、20日経つ頃には笑顔も出てきて自分で症状を話されるほどに。

 2か月が経過するころには体重も増えてきて、動悸もしなくなり、たまにスーパーで買い物ができるまでに回復しました。

 症状も改善したことから、しばらくご来店いただかなかったのですが、3年ほど経過したころ、また調子が悪いと再度ご来店いただきました。

 長期間抗精神薬を使用されていたこと、もともと胃腸も弱く、強い冷え症状、貧血にめまい症などから、再度漢方を選びなおし、2週間分を処方しました。

 2週間経過し再度ご夫婦でご来店いただくと、ここ最近は今までで最も調子が良いとのこと。

 その後もお話もしっかりしてきて、家事も徐々にできるようになったとお喜びの声をいただきました。

 現在も継続して飲んでいただいています。

 長く症状が出ていた場合、それに応じてよくなるまでも長く付き合うことになります。

 一時の改善ですぐやめてしまわずに、根気強く頑張っていただくことが大切になります。