くすりのオーパ徒然「電話」
お元気でお過ごしでしょうか?春のさんざめきに心も浮き立つ時季。
木々も萌黄色から黄緑、緑、新緑と季節も移るこの時、ホッコリ暖かく空をみて歩き、大きく息をしたい時季にお家にこもっていなければならない。
同じところでジーっと季節を過ごす、草木花と違い、人間は動いてなんぼの動物。
この上なく酷なことですね。
家に居ると、バアチャンに何か起きたか!とハッとして電話をとると、
「奥様いらっしゃいますか」
奥様と呼ばれるほど、奥にはいない。
アーッ、またかと電話を切る。
「電気量が安くなります」
「ケイタイ料も安くなります」
「元気の出る何々です」
はては
「独身の方はいらっしゃいますか」
などなど。
せっかく久しぶりの読み応えのある本に没頭して今まさに佳境に入らんとする時、思い尻を上げて
「はい、もしもし」
と余所行きの声に様々な誘い、電話セールスにまたタメ息・・・
以前も息子の同級生を騙る(かたる)若い声に息子のケイタイを教えたら、
「おっかあ、誰ともわからない人に教えるな!」とお叱りを頂いた。
その後、息子は死んだことに。
奥様も死に(自分)、独身のものはとっくに片付いたことになっている(片付いていない娘二人)
店にも電話セールスが多く、辟易していたこともあり、そういう電話にはかなり不愉快になっている。
しかし、ある時「お客さんを紹介したのに、電話を切られたんだそうだよ」とか。
お客様の会社の名前だったのに、不愛想なことをしたりと、そんな時にはドーンと落ち込む日々が続く。
この頃は、できるだけ明るくやんわりお断りする術を身に着けようと努力中です。
しかし、家に居ると今はコロナサギとも言われる電話があるとか。
辛い時、やさしい言葉をかけられるとコロッと引っ掛かります。
心のスキに入り込みます。巧妙です。(私も覚えがあった気がします)
ご用心、ご用心!!
コロナといいう呼び名は、日食の時の太陽のコロナがウイルスの形に似ているので名付けられたといいます。
それならお日様が何とかしてくれるかも。
自然を味方につける。
古来人類は太陽を中心に、地と水を供に生きた。
大丈夫。
まだまだ世界は人類の英知で頑張れる。
文明の発達のし過ぎで、眠っていたものを起こしたと言えなくもないウイルスには、原点に返り、自然からの授かりものを次の世代に渡す努力をしていけば。
AIに世界を牛耳られる前に気が付いて良かった!と思える暮らしをすればよいのかもしれませんが。。。
家に居るのはチャンス。
野原の散歩も良いようだし、子等には本の読み聞かせの時間(私のお気に入りは上田秋声の「雨月物語」・・・)
家の片づけ、庭木の手入れもさわやかな空気が戻るまで、心身ともに力をつけて過ごしていくことが大事かと。
ご自愛ください
2020年05月30日 13:27